IT技術に関するメモ(主にセキュリティ関連)

ASUS製Wi-FiルーターのRT-AX3000でWi-Fiが切れる

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RT-AX3000でWi-Fiが度々切断される事象があり、解決したので記録として残します。

RT-AX3000とは

RT-AX3000はアマゾンで買えるASUS製のWi-Fiルーターで、Wi-Fi6が使えるコスパモデルです。
TWT(ターゲットウェイクタイム)といった機能もあり、iPhone SE2等の対応しているスマホであればバッテリー消費も抑えられます。

更にCPU性能が向上したRT-AX3000 V2が販売されているようです。(2023/1/25 追記)
【Amazon.co.jp限定】 ASUS WiFi 無線 ルーター WiFi6 2402+574Mbps v6プラス対応デュアルバンド RT-AX3000 V2 Broadcom クワッドコア CPU 1.7GHzメッシュ機能付 3階建/4LDK

事象

不定期でルーター側のWi-Fiが再起動?される感じとなり、接続している全端末のWi-Fiが切断されます。
1日に数回発生する事もあれば、1週間に1回程度の時もありました。

ルーターを再起動して数時間で発生する事もありましたので、メモリリークでは無さそうでした。

原因

ルーターの管理画面に入り左側メニューの[詳細設定] -> [システムログ] -> [全般ログ]から、切断された日時周辺のログを取得します。
そのログを確認したところ、以下の内容が出力されていました。

Mar 18 hh:mm:dd wlceventd: wlceventd_proc_event(654): eth6: Radar detected
Mar 18 hh:mm:dd cfg_server: event: wl_chanspec_changed_action
Mar 18 hh:mm:dd cfg_server: skip event due no re

ログのメッセージにある「eth6: Radar detected」が今回の切断原因でした。
5GHz帯域にはレーダーで使用される周波数があり、レーダー波を検知するとチャンネルを変更するような機能が備わっているそうで、この機能によりWi-Fiが切断される事象を再起動したように感じてたようです。
DFSの詳細は以下のページが分かりやすかったので、興味がある人はそちらをご覧ください。
DFS (Dynamic Frequency Selection) の動作例とその対応 – Cisco Community

解決策

ルーターの管理画面に入り左側メニューの[詳細設定] -> [ワイヤレス] -> [全般]から、バンドを「5 GHz」にします。
[チャンネル帯域]にある「160 MHz を有効化」のチェックを外します。
続けて[チャンネル]にある「DFS を含むチャンネルの自動選択」のチェックを外して[適用]ボタンで反映させます。

設定変更をするとレーダー波で切断はされなくなりますが、使用出来るチャンネル数は減ります。
このデメリットと切断されるデメリットを天秤にかけて検討してください。


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