IT技術に関するメモ(主にセキュリティ関連)

Windows11にVirtualBoxをインストール

Windows11環境にVirtualBoxをインストールできない場合の解決策を紹介します。
このページに検索で辿り着く方が多かったので、疑問に思い調べたところ原因が判明したため、2022/4/25に記事を見直して修正しました。

2022/10/13 追記
Windows10でVirtualBox7.0がインストール出来ないケースは以下の記事を参照ください。
VirtualBox7.0正式版をWindows11とWindows10で試してみた – 白熊めも (acebaku.jp)

検証環境

検証に使用した環境は「NUCにWindows11をインストール」で構築した環境で、OSはWindows11 21H2です。

インストールできないケース

「VirtualBox」というワードでGoogle検索すると「www.oracle.com」ドメインのダウンロードサイトと「www.virtualbox.org」ドメインのダウンロードサイトのどちらかに辿り着くと思います。
上記二つに加えて、winget推しなのでwingetのバージョンも記載すると、2022/4/25時点で以下のようになります。

  • www.oracle.comはバージョン6.1.14
  • www.virtualbox.orgはバージョン6.1.34
  • wingetはバージョン6.1.32

最近インストール出来ない原因の多くが、Windowsのセキュリティ機能である「コア分離のメモリ整合性」のせいだと考えられます。
この機能がオンの場合、互換性のあるドライバしかインストール出来ません。

VirtualBoxはこのドライバの互換性に問題があり、バージョン6.1.32で解消されています。
そのため、メモリ整合性がオンの状態で6.1.30以前のバージョンをインストールしようとすると、「このアプリはこのデバイスで実行できません」といったエラーがプログラム互換性アシスタントにより発生します。

Windows11のPCを新規購入したりクリーンインストールした人が環境構築の際にVirtualBoxをインストールしようとしたとき、www.oracle.comからダウンロードしてしまうとインストール出来ません。

解決策

virtualbox.orgから最新版を利用

Oracle VM VirtualBox (www.virtualbox.org)のサイトから最新版のインストーラーをダウンロードして、インストールします。
リンクを開いて[Download VirtualBox 6.1]という大きいアイコンをクリックし、Windowsであれば「VirtualBox 6.1.34 platform packages」の[Windows hosts]リンクからダウンロード出来ます。

2022/10/12 修正
VirtualBox7.0が正式リリースされたため、6系の最新版はwinget*を利用するか以下のページからダウンロードする必要があります。
Download_Old_Builds_6_1 – Oracle VM VirtualBox
* wingetもそのうち最新版は7系になると思いますが、修正時点では6.1.38が最新

wingetによるインストール

wingetでも対応済みのバージョンがインストール出来ます。
試しにコア分離のメモリ整合性がオンの状態でwingetしてみました。

PS C:\> winget install Oracle.VirtualBox
見つかりました Oracle VM VirtualBox [Oracle.VirtualBox] バージョン 6.1.32
このアプリケーションは所有者からライセンス供与されます。
Microsoft はサードパーティのパッケージに対して責任を負わず、ライセンスも付与しません。
Downloading https://download.virtualbox.org/virtualbox/6.1.32/VirtualBox-6.1.32-149290-Win.exe
  ██████████████████████████████   103 MB /  103 MB
インストーラーハッシュが正常に検証されました
パッケージのインストールを開始しています...
インストールが完了しました

特に問題無くインストールが完了し、VirtualBoxが起動しました。

コア分離のメモリ整合性をオフ

セキュリティ機能なのでオフは推奨しません。
どうしても旧バージョンをインストールしなければならない場合の手段です。

[Windows セキュリティ] -> [デバイス セキュリティ] -> [コア分離] -> [メモリ整合性]から設定を「オフ」にすれば6.1.30以前のVirtualBoxもインストール可能です。

なお、このコア分離のメモリ整合性ですが、Windows10で過去にVirtualBoxをインストールしていた端末からWindows11にアップグレードしたPCはオフになっていました。
このPCでオンに変更するには一度アンインストールが必要です。
その時の対応は「コア分離のメモリ整合性をオンしてVirtualBoxをインストール(Windows11)」の記事に書いています。

まとめ

VirtualBoxをインストールしようとGoogle検索をして一番上のサイトを開いたら、いつもと見慣れないページ(www.oracle.com)が表示され、サイト改装したのかな?と思っていました。
しかし、よく調べたら見慣れているページ(www.virtualbox.org)も存在したので、もしやと思ってバージョンを調べました。
今月に入ってから、このページへのアクセスが多くなっていたので、そこら辺のタイミングでwww.oracle.comが検索の一番上に出てくるようになったのでしょう。
この記事がインストール出来ない方の解決に役立てれば幸いです。

また、仮想マシン上にWindows11を構築したいという方は、VirtualBox上にWindows11を正規にインストール出来ないので、興味があればこちらの記事を「Hyper-VにWindows11をインストール」見てください。


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