VirtualBox7.0の正式版が2022/10/10にリリースされたので、さっそく試してみました。
目次
以前、beta版にてホストOSがWindows10、Windows11それぞれでゲストOSにWindows11をインストールを試しています。
beta版を試した記事:Windows11がインストール出来るVirtualBox 7.0 betaが公開されたので試してみた – 白熊めも (acebaku.jp)
正式版でも同様に試してみました。
インストール画面はbetaと大きく変わっていないのと詰まる所はありませんので、発生した問題のみ後述します。
beta版の時に気づいていなかったのですが、以下の画面で[Skip Unatterded Installation]にチェックを付けることで無人インストールをスキップ出来ます。
今まで通りインストールしたい人はSkipしましょう。
ただしWindows11 22H2からはオフラインユーザーを作るのが面倒なので、Windows11の22H2をインストールする場合は無人インストールで進める方が楽かもしれません。
Windows11をインストールする際の最低要件を満たす必要がありますので、コア数は2以上を設定します。
Hyper-Vで新規作成した時のデフォルトが1コアですが、VirtualBox7.0ではデフォルト2コアだったので、あまり発生しないかもしれません。
なお、インストール後に1コアに変更したところ、起動しましたのでインストール時のみチェックされるようです。
インストール中に落ちましたが、起動できました。
正式リリース版でもWindows10上にWindows11の仮想マシンが作成できました。
ホストOSがWindows10の環境でインストールを実行すると以下のエラーが発生してインストール出来ません。
Oracle VM VirtualBox 7.0.0 needs the Microsoft Visual C++ 2019 Redistributable Package being installed first. Please install and restart the installation of Oracle VM VirtualBox 7.0.0.
そのままインストール続けると以下のエラーが発生します。
Installation failed! Error: インストール中に致命的なエラーが発生しました。
エラー内容からMicrosoft Virtual C++に関連しそうだったので、バージョンを確認したところ「Microsoft Virtual C++ 2015 Redistributable (x64) – 14.0.23026」となっていました。
エラーメッセージからMicrosoft Visual C++ 2019 Redistributable Packageが必要なようなので、公式サイトからダウンロードしてインストールします。
ダウンロードは以下のページから行えます。
サポートされている最新の Visual C++ 再頒布可能パッケージのダウンロード | Microsoft Learn
betaの時も発生していた事象です。
正式版でもいきなり落ちることが度々発生しました。
これはホストOSがWindows10でもWindows11でも発生しています。
記載時点で解決策は分かっていません。
メモリ整合性をオンにしようとしたところ、互換性のないドライバーがありました。
E1G6032E.sysというもので、製品名はIntel(R) PRO/1000 Adapterになります。
Windows Updateを利用したドライバーの更新やインテル® ドライバー & サポート・アシスタント (intel.co.jp)も試してみましたが、改善しませんでした。
正式版がリリースされましたが、Windows11の仮想マシンの実用には耐えれません。
今後アップデートにより改善されていくのを待つしか無さそうです。